• 特長・動画

    FlexScan22

    FlexScan22は高精度のTLSであるZ+F IMAGER5016をアタッチメントにより、ワンタッチで取り付けた移動計測システムです。

    「バックパック」に搭載し移動計測システムとして活用。

    正確な追跡システム、最先端のカメラシステムを搭載
    高品質・高精度の点群のデータの記録が可能に!屋内も屋外にも対応!

    動画

    CSPI-EXPO 2024 インタビュー「FlexScan22」紹介 1:03より

    https://youtu.be/v-ANXku78aA

     

     

    FlexScan22は「バックパック」に搭載し移動計測システムとして活用。

    正確な追跡システム、最先端のカメラシステムを搭載し、高品質・高精度の点群のデータの記録が可能となりました。屋内、屋外の計測にも対応しています。

     

     

     

    バックパックに搭載した例

    FlexScan22は、Z+Fの高性能なTLSであるIMAGER® 5016をSLAMレーザスキャナに拡張するモバイルマッピングシステムです。

    FlexScan22はアタッチメントにより、高精度のTLSであるZ+F IMAGER5016をワンタッチで取り付けることにより、バックパックあるいは、台車等の移動体など、搭載型の移動計測システムとして活用できます。

    道路、河川、橋梁または、建物内などの広い範囲を効率的な計測に適しています。

     

    SLAMとは?

    近年、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping:自己位置推定同時地図作成)技術を利用したリアルタイム空間把握手法の開発が行われています。

    ※SLAM 技術とは、センサが認識する範囲における周辺環境の地図の作成と自己 位置の推定を同時に行う計算手法

    GNSS 測位を利用することなく移動経路の位置情報が得られる SLAM 技術は屋内や地下空間などのインドアマッピングが可能になるだけでなく、屋外の測量においても活用できるシステムです。

    モバイルマッピング SLAM プラットフォーム Z+F FlexScan22は、地上型スキャナの利点とモバイルシステムの効率性を兼ね備えています。 SLAM技術の採用によりGPSが使えない場所や屋内でもモバイルマッピングが可能です。

    建築、エンジニアリング、建設、施設管理、プロセス産業、文化遺産の記録、科学捜査など時間的制約がある広範囲の計測業務に最適です。

    Z+F FlexScan22は、バックパックとして使用することで、障害物のあるような場所でも歩きながら効率的に計測を行うことが可能です。

    さらに、バックパック以外でも台車のような移動体へ設置した計測や、移動できる架台を付けたアップダウンエレベータ三脚にFlexScan 22を設置して静的な計測をすることも可能です。

     

     

    高精度

    FlexScan22は、高精度スキャナを2方向に回転させることにより、データ取得効率を向上させながら、自己位置推定精度の向上を図りました。そのため、従来のモバイルマッピングの手法では困難であった高品質・高精度の点群データの記録を可能にしました。

    FlexScan22は、静止型ハイエンドスキャナーIMAGER® 5016の極めて高い点群品質 (レンジノイズが少ない) と大きな測定範囲により、SLAMの結果において高い精度を達成しました。

    FlexScan22でスキャンされた各プロファイルには10,000点の点群が記録でき、3Dモデルの細部まで確実に再現されます。
    更に高い精度が要求される場合、SLAMデータはコントロ ール・ポイントまたは静止スキャンを追加することによ って対応することができます。

     

     

    Flexscan22各部の説明

    2台のパノラマカメラによるカラーマッピング

    FlexScan22は22メガピクセルのパノラマカメラを2台を搭載し、モバイルスキャンデータをカラーマッピングします。

    プラットフォーム

    PC、バッテリ、データストレージ、IMU等が内蔵されており、スキャナをワンタッチで正立または、斜めに取り付けることができます。またスキャンデータとモバイルデータは、内蔵ハードディスクに同期され、更にリムーバブルメディアにもバックアップができるようになっています。

    ユニバーサルマウント接続部

    スキャナとマウント部はワンタッチで取り付け可能です。

  • 測定・点群の例

    FlexScan22により取得した点群:屋外の計測事例

    車庫のシャッターの凹凸や、フェンスの金網等の細部まで捉えられていることが分かります。

     

    Z+F IMAGER5016と、FlexScan22による学校の校舎の計測時間の比較

     

     

     

     

     

     

    Flexscan22による測定

     

    測定に先立って、壁に囲まれた場所でキャリブレーションを行います。

    測定の際には、徒歩で移動しながら、SLAMによる自己位置の推定状況をコントローラー上の色付きのバーグラフで確認しながら計測を行います。また、ユニバーサルマウント周りのLEDの色でも状況確認が可能です。

     

    コントローラ端末の画面

    ユニバーサルマウント周りのLED

     

     

     

     

    周囲に特徴点が少ない道路上を歩いて記録した際の画像ですが、この様な特徴点が少なめの場所でも、自己位置を正確に推定することが可能です

    ソフトと出力形式

    新機能!ボクセル化により大量のデータを高速表示!

    【処理ソフトLaser Control Ver.10以降による 出力形式】

    ・E57 ・LAS/LAZ ・PLY
    ・PTS・ASC・ZFDB

    【ZFDB形式とは】

    これまでピクセル単位で記録していた点群データを、ボクセル変換にしたことにより、素早くかつ、スムーズに表示されるようになりました。

    また、他の地上型レーザスキャナやハンディスキャナ等のデータをe57形式でインポートして、ターゲットレス合成や最適化を行うことができるようになりました。

    IMAGER® 5016の静的スキャンのメッシュとFlexscan22の3D比較結果

    約550m²、 SLAMデータは1cmにダウンサンプル、比較点の80%は2.5mm以内でした。
    ターゲットや静止スキャンは使用せず、複数のループクロージャーだけで結果を最適化しました。

    FlexScan 22 でスキャンされた各プロファイルには 10,000点の点群が記録が可能

    3Dモデルの細部まで精細に再現されます。

     

    更に非常に高い精度が求められる場合

    標定用ターゲットの使用、または静止スキャンデータを追加することにより位置精度を向上できます。

     

    FlexScan 22を三脚に設置した例

    アップダウンエレベータ三脚の下にドリーを設置することにより移動しながら計測が可能です。※オプションで購入可能です。

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