スペインの代理店Grafinta S.A.社からのレポート
スペインの代理店Grafinta S.A.社からのレポートをご紹介します。
スペインではCOVID-19の感染拡大予防策として、あらゆる活動が必要最小限に制限されました。我が社がこのような事態に対して十分に準備できていなかったことは言うまでもありません。厳しい状況下で事業を継続するため、世界各国の多くの企業と同様、我が社も業務形態の見直しを余儀なくされました。自宅でのリモートワークはその一例ですが、実際のところ、大した問題ではありません。最大の課題は、接客に関する制限をいかに克服するかということでした。
スペインでは、あらゆる関係において、対面でのコミュニケーションが非常に重視されます。それは仕事においても同様です。COVID-19以降、我が社はお客様にデモンストレーションを行うことも、個別にお会いすることも不可能になりました。
しかし、このような制限を強いられているのはお客様も同じで、我が社にとって、ロックダウンの状況が逆に「アドバンテージ」にもなり得ることをすぐに理解しました。お客様とコンタクトを取り、注意を引きつけておくことが、思っていた以上に容易だったのです。お客様は電話の向こうで時間を割いてくださり、我が社の提案に対して常にオープンでいてくださいます。我が社はこれを「完璧なチャンス」と捉え、COVID-19以前とほぼ変わらない営業状況を維持することに注力しました。
具体的な取り組みとして、まずはお客様とのオンラインミーティングの回数を増やし、業務の効率化と時間の有効活用を実現しました。さらに、幅広いに分野に関するオンラインセミナーを開催するとともに、最大の課題であったデモンストレーションについても、オンラインで実施できる新しいテクノロジーを導入しています。これはリモート接続のソフトウェアを活用したものです。我が社のデモ専用コンピュータにアクセスしてソフトウェアを操作することで、実機に搭載されているプログラムを実際に使用しているような感覚を体験していただけます。
このような取り組みは確実な成果へとつながり、ロックダウン中においても、我が社は着実に売上を伸ばしています。
Grafinta S.A.社
Grafinta. Av. de Filipinas, 46, Primera Planta 28003 Madrid